2回目のPowerDNS Recursor 5.0.0のRC版がリリースされました。
最新の4.9リリースと比較して、本リリースでは、YAMLファイルから設定を読み込む機能を備えており、設定の構造、処理、エラーチェックが強化されています。
今までのバージョンで利用していた設定ファイル(recursor.conf)も継続して利用できます。設定ファイルをYAMLファイルへ変換するプログラムも提供されます。将来のリリースでは、従来の設定ファイルは利用できなくなる予定です。
今回のリリースからビルド手順が変更されます。そのため、サードパーティのパッケージ管理者は、RC版をそれぞれのシステム向けに調整してください。そして、その内容のフィードバックをお願いします。PowerDNSリポジトリで提供しているLinuxディストリビューション向けパッケージは、調整済みになっています。
このリリースをテストするためにいくつかの提案をします
YAML設定に加えて、このリリースには以下の変更も含まれています
本リリースには、多くの小さなバグ修正および改善が含まれています。詳細は変更履歴をご覧ください。
アップグレードを行う際には、アップグレードガイドを確認してください。
ご意見・ご感想はメーリングリスト、バグの場合はGitHubまでお寄せください。
ソースコード(署名ファイル) は、ダウンロードサーバからダウンロードできます。いくつかのLinuxディストリビューション用のパッケージは、PowerDNSリポジトリからダウンロード可能です。
5.0.0のリリースから、オープンソースのEOLポリシーを変更しました。古いバージョンのサポートは、新しいメジャーバージョンのリリースから1年間サポートされます。詳しくはEOLポリシーをご覧ください。
また、4.5リリースで32ビットタイムを使用するシステムのサポートを終了したことにも触れておきます。これには多くの32ビットLinuxプラットフォームが含まれます。
バグや課題の報告、機能のリクエスト、プログラムの修正、機能実装を行ってくれたPowerDNSコミュニティのメンバーに感謝します。
執筆者:Otto Moerbeek
Senior Developer at PowerDNS