PowerDNS Authoritative Server 4.8.4をリリースしました。
PowerDNS Authoritative Server 4.8 では、LMDB バックエンドに Lightning Stream 互換のスキーマが追加され、データ移行が必要となりました(これは自動で行われます)。LMDBバックエンドを利用しているユーザは、アップグレードノートを確認してください。
Lightning Stream はオープンソースのデータ同期ツールで、LMDB (Lightning Memory-Mapped Database) のデータを複数のノードで S3 (互換) バケットと同期することができます。これは、分散アプリケーションや大規模アプリケーション(〜100万レコードなど)において、DNS レプリケーションをより簡単に管理できるという利点があります。
Lightning Streamは、レコードデータとDNSSECキーの同期を完全にサポートし、複数の分散PowerDNS Authoritative Serverをシンプルに構成することができます。
リリース4.8.4にはいくつかのバグフィックスとDockerユーザー向けの新機能が含まれています。変更点の詳細は変更履歴をご覧ください。
アップグレードの前にアップグレードノートを必ずお読みください。
ソースコード(署名ファイル)は、ダウンロードサーバからダウンロードできます。様々なディストリビューション用のパッケージは repo.powerdns.com から入手できます。
ご意見・ご感想はメーリングリスト、バグの場合はGitHubまでお寄せください。
執筆者:Peter van Dijk
Senior Developer at PowerDNS